第3回フォーラム
AI時代の大学教育
2018年11月3日(土) 「AI時代の大学教育はどうあるべきか」 中島 秀之(札幌市立大学 学長、公立はこだて未来大学 名誉学長・前学長) 「人間の知性は、AIとどう異なり、どう育てるべきか」 鈴木 宏昭(青山学院大学 教育人間科学部/大学院社会情報学研究科 教授)
人工知能(AI)ブームの中、2045 年にはAI の能力が人類を超える技術的特異点(シンギュラリティ:Singularity)に到達する等の議論が喧しい。人の仕事の半分近くが機械に取って代わられるといった予測すら登場したことは記憶に新しい。身近な話題としては、囲碁もプロ棋士がAI に敵わなくなった。自動運転、医療、農業など、多様な分野でAI 実用化の動きが進展している。
経済・社会全体においてAI とビッグデータが重要性を増す今日、大学にはどのような人材の育成が求められているのか。AI に置き換えられない人間ならではの知性を磨く教育・学習の在り方とは。大学教育や教学マネジメントはどのような変革を求められ、教職員の能力開発(FD ・SD)にどのようなインパクトが及ぶのか。
以上の問題意識を踏まえ、本フォーラムでは、AI と大学、AI 研究の最先端と産学連携、認知科学から見たAI と人間の知性など、異なる視点を有する専門家の方々に講演いただいた後、パネルディスカッションにおいてフロアとともにAI 時代の大学教育の方向性を探る。
「AI時代の大学教育はどうあるべきか」
中島 秀之(札幌市立大学 学長、公立はこだて未来大学 名誉学長・前学長)
(1) AI時代の到来
(2) はこだて未来大と札幌市立大の教育
(3) これからの教育
「人間の知性は、AIとどう異なり、どう育てるべきか」
鈴木 宏昭(青山学院大学 教育人間科学部/大学院社会情報学研究科 教授)
(1) プロジェクションする人の知性
(2) AIを育てる大学教育?
(3) 新たな大学教育を目指して